高校生環境連盟とは

概要

高校生環境連盟は、2002年に発足した、環境問題に取り組む全国の高校生によって構成される団体です。各学校・個人単位で行われている小規模な環境活動をリンクする事により、情報共有・事業協力・大規模なイベントの開催などの実現を支援します。

現在は、週に一度の定例会議、メーリングリストを利用した情報共有が行われています。高校生環境連盟に所属する学校や外部団体が催すイベント等の情報発信、活動に対する意見交換が頻繁に行われています。

また軸となる活動として、日頃の環境活動・研究の成果を社会に発信すべく、毎年二回早稲田大学等を会場に「高校生環境フォーラム」を開催しています。小学生から大学生・社会人など様々な年齢層の方に対して自分達の環境活動をアピールし、高校生による環境活動の重要性を訴えています。

まずは、お気軽にkoukanren@hotmail.co.jpまでお問い合わせ下さい。
※加盟できるのは高校生のみです

加盟校・団体

早稲田大学高等学院
慶應義塾湘南藤沢高等部

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代表挨拶

高校生環境連盟代表の慶應義塾湘南藤沢高等部環境プロジェクトの進藤寛世・福島はなと申します。

2002年の発足以来、高校生環境連盟はこれまで高校生環境フォーラム・おうち環境会議を開催いたしました。このイベントを通して、様々な環境問題を高校生目線から取り上げ、参加者の方々と共に考え、議論をして参りました。しかし、「環境問題」という広く曖昧な定義をされている問題に高校生が自ら取り組み解決をしていくことは非常に困難であることを痛感しております。

ひとえに環境問題といってもその種類は様々です。本当に身近なことから地球温暖化といった地球規模のものまで、広範囲でこの問題を考えることができます。ゆえに我々は、「自分一人では何も変えられない」という先入観を抱きがちです。 しかし、私たち高校生環境連盟は、「身近から取り組むことのできる環境問題を見つけ、解決につながる行動を考え、実行する」ことも立派な環境活動であると認識しております。このような活動は環境問題の解決への一歩に繋がり、私たち高校生でも社会の一員として貢献できるのではないでしょうか。

新型コロナウイルス感染拡大により対面でのイベントを開催することが困難な中、私たちは積極的にオンラインでの活動に取り組んでいます。今年度は、「エシカル消費を考える」ことをテーマに、第三回おうち環境鍵・アフターケアを開催いたしました。 オンラインでのイベントは、盛り上がりに欠けたり、スムーズな意見交換ができなかったりと短所のほうが注目されがちです。しかしボタン一つでグループに分かれることができたり、様々な地域の人が集まることができたりと、オンラインが持つ強味を最大限に生かすことで、短所をカバーしたり、新たな魅力を引き出したりすることができます。 コロナ禍での活動期間が長くなるにつれオンラインイベントでのスキルも徐々に身に付き、今も新たな可能性を探りながら活動を進めています。

「環境問題」という大きな課題に高校生一人の力は到底及ぶものではないかもしれませんが、多くの人が継続して活動することは大きな成果となり得ます。その活動の輪を一人から周りの人に、さらに高校生全体や、社会全体へと広げていく、そのスタート地点に私たちがなることができれば幸いです。

我々ひとりひとりが環境について取り組めるよう、高校生環境連盟は尽力して参る所存です。

2022年度 高校生環境連盟 代表
慶應義塾湘南藤沢高等部 進藤 寛世・福島 はな